エコアクション通信 2020年

月に1回のペースで、従業員のエコに対する意識の向上のために『エコアクション通信』を発行しています。その内容をご紹介します。

*著作権等への対応で、参考元を表示し、写真や図などは割愛(社内発行分には掲載)させていただいています。

12月 休刊


11月発行号 「外来種問題を考えよう」

みなさんは「侵略的な外来種」という言葉を聞いたことがありますか?外来種とは、もともとその地域に居なかったのに、人間の活動によってほかの地域から入ってきた生物のことを言います。海外からだけでなく、国内でも、本州にしか居なかった生物を四国や九州に持ち込まれたものも(逆もあります)含まれます。

外来種は意外と身近にたくさんいて、四葉のクローバーのシロツメクサやアメリカザリガニなども外来種です。

この外来種の中でも、「侵略的な外来種」と言われるものがあり、地域の自然環境に大きな影響を与えて、生物多様性を脅かす恐れがあるものを言います。また、毒を持っていて危険な生物や、凶暴で人に危害を加える生物もいます。最近では「ヒアリ」などが有名ですが、「ブラックバス」や「アカミミガメ(ミドリガメ)」など、昔から国内に持ち込まれて大きな問題となっている生き物も多数います。

こういった外来種の被害を予防して、未来に持続する自然環境を保持するためにも、【外来種被害予防三原則】を皆さんに知って頂きたいと思います。

1.入れない  ~悪影響を及ぼす恐れのある外来種を生息していない地域に「入れない」
2.捨てない  ~飼育・栽培をしている外来種を、むやみに「捨てない」「逃がさない」「放さない」
3.拡げない  ~すでに野外に居る外来種を、「増やさない」こと、他の地域に捨てに行くなど「拡げない」こと。


10月発行号 「10月は3R推進月間です」

10月は、岡山市を含めた大都市で、3R推進月間となっています。皆さんも、今月はいつもよりちょっと3Rを意識して、ゴミを減らすようにしましょう!

ちなみに、3Rについて過去にお伝えしましたが、忘れているかもしれないので、改めて載せますね。

【リデュース】 捨てるものを減らすこと。
きちんとした良い物を使って長持ちさせるのもリデュースです。

【リユース】 繰り返し使用すること。
壊れたモノの使える部品を集めて使えるようにするのや、フリーマーケットもリユースですね。

【リサイクル】 ゴミを資源として活用すること。         

ゴミの分別をして、再利用がきちんとできるようにすることです。


9月発行号 「風呂敷のマイバッグ」

レジ袋が有料化となり、皆さんはどのようにされているのでしょうか?

世間では、レジ袋の代わりに風呂敷を利用する方が増えているそうです。結び方ひとつで様々なものを包んで運べる、買い物かごに事前に取り付けておけば、マイバッグのように便利に活用できるそうです。京都にある風呂敷専門店「むす美」では、ホームページで風呂敷の使い方や包み方など色々と説明しており、本も出しています。

『風呂敷つつみ―A Complete Guide to Furoshiki-』の一部を下に紹介します。興味がある方はぜひこの本を手に取って読んでみてください。

シンプルバッグ : あらゆる形状に対応できる結び方

おでかけバッグ : 口の開閉が簡単にでき、貴重品を入れるのも安心です。

バルーンバッグ : 二つの持ち手で物の出し入れがしやすいタイプ

すいか包み : 二つの輪に同時に手を通すとエコバッグに最適です。

参考HP:風呂敷専門店「むす美」


8月発行号 「ストローにも使えるクッキー」

これまでもたびたびマイクロプラスチック問題に対する企業の取り組みを取り上げてきましたが、今回は製菓会社のブルボンです。

ブルボンでは、廃プラスチックによる環境問題の深刻化に対して、プラスチック容器等を代替素材に切り替えるなどの対応をしてきていました。そして、菓子製造技術を発展させ、ストローにも使えるスティック商品「コロネクッキー」の開発にこぎつけました。

この「コロネクッキー」は、クッキー菓子でありながらストローの代わりとして使用できる優れもので、業務用の食品として2020年1月21日より供給を開始さました。主な用途はコールドドリンク、シェイクやスムージータイプのドリンク用で、30分は使用できるとのこと。飲み物を飲んだ後は美味しくクッキーとして食べられて、捨てるゴミも少なくなりますね。

今後は、ひょっとしたらマクドナルドのマックシェイクに使われることがあるのかもしれませんし、一般販売をするようになれば、私たちも家庭で使えるようになるかもしれません。見つけたら是非とも使用してみたいものですね。


7月発行号 「放置竹林問題を知ろう!③」

前回は放置竹林で作った「竹灯り」のお話でした。今回は、放置竹林を農業へ有効活用しようという活動です。

放置竹林は、竹の需要減少と持ち主の高齢化によって、日本全国に急速に広がっている問題です。この放置竹林を農業へ有効活用しようと活動されているのが、NPO法人「竹もりの里」です。

では、どのようにして農業に有効活用されているのかというと、竹を樹木粉砕機で丸ごと粉砕してパウダー状に加工するのだそうです。竹は伐採すると切り口に蟻などの虫が寄ってくるほど、糖質を多く含みます。この竹パウダーを乳酸発酵させて、野菜や果樹などの作物の肥料にします。そうすると野菜や果樹の糖度が高くなり、病気にも耐える丈夫な物に育つそうです。コメ農家などが食味向上のためにこの竹パウダーを導入し、品評会で優秀賞を受賞することもあったそうです。

この竹パウダーの需要がもっと伸びていけば、放置竹林を減らしていくとともに、おいしい野菜が出来ていくのです。

今後の活躍を期待していきたいですね。

参考HP:マイナビ農業


6月発行号 「放置竹林問題を知ろう!②」

前回のエコアクション通信では、放置竹林問題を知ってもらいたいと思い、放置竹林問題がどのようなものかをお伝えしました。今回は、その放置竹林問題解決に向けて、どのような活動がされているのかをお伝えしてみます。今回は、竹を使った「竹灯り」についてです。

「竹灯り」は、千葉県長柄町を拠点にして活動している「NPO法人竹森の里」の活動です。放置竹林を整備して、その竹で竹灯りを作っているます。「竹灯り」とは、切った竹にデザインを施した穴をあけ、竹の中にライトを入れて照明として活用するものです。竹から上品な明かりが漏れて、季節感のあるデザインを楽しめます。玄関先に置いておけば、これからの夏の夜に「ホッ」とするひと時になるかもしれませんね。

放置竹林を整備し、美しい風景が見られる「里山」を取り戻すためにも。皆さんも「竹灯り」に興味をもって頂ければと思います。


5月発行号 「放置竹林問題を知ろう!」

日本の山を見ると、最近、竹がどんどんと増えているのにお気づきですか?現在、日本中の山で竹がどんどんと増えていて、雑木林を枯らしているのです。

竹は、毎年3メートルほど地下茎を伸ばしてタケノコを生やします。そのまま放置すると、雑木林にどんどんと地下茎を伸ばして拡大していきます。しかも、2・3ヶ月あれば竹は10数メートルの高さにまで育つので、雑木林の内側から光を奪って周囲の木々を枯らしていき、いずれは竹藪にとって代わっていくのです。

しかも、竹の根は一般の木々とは違い、深く根を張ることはなく、表面を覆うだけなので、急斜面などが竹藪に覆われると、ガケ崩れの危険性が高くなります。特に近年の豪雨などで地盤が緩くなると、竹藪ごと一気に地滑りをすることになり大きな被害をもたらすことになります。

この放置竹林問題ですが、タケノコの栽培のために竹を植えたのが、農家の高齢化により山の管理が出来なくなり、放置された竹が際限なく拡大して行っているために起こっています。ちなみに放置竹林問題を起こしている竹は、昔から日本にある和竹ではなく、中国からタケノコ栽培用に輸入してきた孟宗竹が原因なのだとか。動物の外来種による問題と似たようなものですね。

この放置竹林問題、皆さんにも興味をもって頂ければと思います。

参考HP:サントリー天然水の森


4月発行号 「マイクロプラスチックと花粉は同じもの?」

マイクロプラスチックは、世界中の土壌や海水などに、5ミリ以下の小さな破片になって混ざって環境汚染を引き起こしています。マイクロプラスチックの問題は、分解しないことで、魚や貝、鳥や海洋哺乳類が誤嚥して病気になるということです。最近では、人間の食べる物にも多く混ざっていることが問題として出てきていますね。

ところで、天然自然の物でも難分解性の物質が色々あるそうです。身近な所では「花粉」がそうです。花粉はなかなか分解しなくて、時には数万年や数億年たっても残っていることがあります。アルカリや酸でも分解せず、紫外線や熱で構造も壊れず、微生物にも分解されない強靭な物質のようです。

もう一つが天然樹脂です。プラスチックは合成樹脂と呼ばれていますが、琥珀や漆などは天然の樹脂で、漆塗りの器などが数万年前の遺跡から出てきているのも、天然樹脂が難分解性だからです。

マイクロプラスチックは花粉と同じ難分解性ですが、マイクロプラスチックが問題とされているは、有害物質を吸着しているからとのこと。分解できないことだけが問題ではなかったのですね。


3月発行号 「詰め替え容器による飲料、食品洗剤などのサブスクリプションサービス」

アメリカに、廃棄プラスチック削減のための活動をしている、TerraCycleという環境サービスの新興企業があります。この度、TerraCycleは詰め替え容器で飲料や食品、洗剤などを宅配する、サブスクリプション制宅配サービス『Loop』を発表しました。そして、大手企業25社がこのサービスへの参加を表明しました。  

詰め替え容器での宅配というのは、日本でも昭和の時代に一般的だった牛乳配達の様なシステムで、容器を洗浄して詰め替えて再利用する仕組みです。

詰め替えをする製品のパッケージは、各メーカーが設計したガラスやステンレスの容器で、再利用が可能になります。価格は現行の店頭販売とほぼ同じ程度になるようですが容器代が別途かかります。しかし、この容器代はデポジットで、解約時には返却されることになっています。

このサービスは、ニューヨークとパリで5月から開始予定で、日本では2020年のうちに東京での開始を計画中とのこと。

海洋プラスチック汚染の減少のためにも期待したいところですね!


2月発行号 「食品ロス」

2月3日の節分で、皆さんは恵方巻を食べられましたでしょうか。今回は、この恵方巻による食品ロスのお話です。

食品ロスについては、以前にもお伝えしたことがあります。たくさんの食品が残り、それが廃棄物となっています。ご存知でしたか?スーパーやコンビニなどで売れ残った食品は、事業系廃棄物として処分され、その時に私たちの税金が使われていることを。

残った食品を捨てているのはもったいないというだけでなく、それを処分するのにも私たちがお金を出しているということなのです。ちなみに2019年は、食べ残しの廃棄に8,000億円の税金が投入されました。すごい金額ですね。これにより、2019年10月1日に食品ロス削減推進法が施工され、企業も食品ロスを削減するよう努力をしているそうです。

そこで、今回のお話です。今年は食品ロスを減らすために、スーパーやコンビニ、百貨店などで恵方巻の販売数を抑える活動をされました。そのため、閉店が近づくと、多くの店で残りが少ない状態だったり、売り切れとなっていたりしませんでしたか?

企業も頑張っています。私たちも家庭の食品ロスを減らすよう協力してみましょう。


1月発行号 「長さを調節できる、ステンレス製ストロー(スキットス ストロー)」

エコアクション通信では、これまで何度かプラスチックごみについて取り上げてみましたが、今回は、プラスチックゴミを減らすための活動として、ステンレス製のマイストローを取り上げてみます。

ストローは、アメリカでは毎日5億本、イギリスでは年間44億本のストローが使用され捨てられているそうです。そして、海洋プラスチック汚染でストローは7番目の量、全体の6%を占めているそうです。かなりの量が海に流出しているようです。

世界的に見ると、大手コーヒーショップがプラスチックストローの使用を取りやめて、ストローの廃棄を減らそうという意識が高まっています。もちろん私たちでも、ちょっとした努力でプラスチック削減に協力することは可能です。

例えば、廃棄ストローを減らすために、マイストローを利用してみるという行動もできます。持ち運んで洗って再使用できるストローで、長さも調節できるので色々なシーンで活躍するはずです。種類もいろいろとそろっています。海洋プラスチック削減のために、マイストローを持参してコンビニで紙パックに入った飲料を購入した時に、「ストロー不要です」と言ってみませんか。