月に1回のペースで、従業員のエコに対する意識の向上のために『エコアクション通信』を発行しています。その内容をご紹介します。
*著作権等への対応で、参考元を表示し、写真や図などは割愛(社内発行分には掲載)させていただいています。
出典:パナソニックグループのHPより https://news.panasonic.com/jp/stories/14568
今年の夏も毎日暑い日が続き、エアコンにはお世話になりっぱなしだと思います。8月の電気代がどれだけかかっていただろうかと心配になるほどです。
そこで、今月のエコアクション通信では、今一度、節電について確認してみることにしました。出典は、経済産業省資源エネルギー庁の「省エネポータルサイト」です。
節電家庭のエネルギー消費の50%以上は電気です。家庭で省エネを進めるには、電気の使い方を見直す必要があります。
そのため、節電を進めるには、1日全体で電気の使用量を減らすだけでなく、使用する時間帯を意識して、電気の需要がピーク時間帯に集中しないようにすることが重要です。
節電の3つの方法良く知っている介護施設で20年以上前のエアコンを更新したら、電気料金があれだけ上昇したのに以前と比べて請求金額がほぼ変わらなかったと、施設長さんが驚かれていました。
省エネ型製品への買い替えは、そのくらい効果があるということのようです。
出典:経済産業省資源エネルギー庁 「省エネポータルサイト」梅雨も上がり、本格的な夏を迎え、毎日暑い日が続いています。熱中症対策として、エアコンの使用は欠かせませんが、やはり気になるのは電気代です。先月に続き、エアコンの電気代の節約術(エコにつながります)の記事をご紹介します。
エアコンは「つけっぱなし」が経済的??
「人センサー」が付いている最新タイプのエアコンなら、風量、風向、節約、気流などで 『自動』という選択肢があれば、それにするのがベストです。リモコンを操作するのは、明らかに遠出をするときと寝るときだけ。あとは、つけっぱなしにしておいても、部屋に人がいなくなると30分ほどで送風運転に切り替わり、人が戻ってこなければ自動でOFFになります。
人センサーが付いていない機種では、部屋を離れる時間によって、つけっぱなしにしたり、電源を消したりすると良いでしょう。電源を切る目安は30分です。
・近所のコンビニへ買い物、洗濯物の取り込み等、不在時間が30分以内 → つけっぱなし・外食、お出かけなど、不在時間が30分以上 → 電源OFF
寝冷えするので冷房は使いたくない、でも熱帯夜はキツイ!
熱帯夜にエアコンを使わずに寝ていると、知らぬ間に熱中症になる危険性があります。 ただ、「エアコンをかけて寝るのは不健康」と心配される人もいるのも事実です。
夜通し運転するのに抵抗がある人は、「切タイマー」を利用しましょう。セットするのは、 起床する2時間前。これは、睡眠のサイクル(1.5~2時間)を考慮して、最後の1セットの睡眠の始まりでOFFにして、室温が徐々に高まって、2時間後に目が覚めるというのがいいのです。
よく、床に入って寝るまで「1時間」のタイマーにしている人がいます。これだと気持ちよく寝られるのは最初の1セットの睡眠だけで、2時間ごとに暑くて目が覚めるという寝不足の原因を作ってしまうことになりかねません。
扇風機と合わせて使うと「温度ムラ」がなくなる
エアコンを使う時は、扇風機やサーキュレーターなどで部屋の空気を攪拌し、気流を作るようにしましょう。こうすることで、エアコンの設定温度を少し上げても、涼しさを感じられるようになります。
例えば、エアコを27℃に設定して扇風機などを併用すると、体感温度が2℃ほど下がり、実際には25℃に設定したのと同じ涼しさになります。
エアコンの電気代は、機種にもよりますが、設定温度を1℃下げると消費電力が約10%アップしてしまいます。扇風機を使うとその電気代も発生しますが、1日8時間「弱」で使っても5円程度しかかかりませんので、併用することが電気代の節約につながります。暑さを我慢して熱中症になってしまうことがないように、上手にエアコンを利用してください。その時も上記のようなポイントを押さえて、『エコ』を意識するということをお願いします。
参考:CREA HP
7月を迎え、毎日が本当に暑くなってきました。 もうエアコンなしで暮らすのが難しい暑さです。皆さんは、少しでも電気料金を下げたいと思っておられるはでしょうが、1kWh当たりの料金は下げようがないので、電力使用量を減らす方法を考えるしかありません。
ネットサイトに、「エアコンを 『24時間』 つけっぱなしだと、電気代は1ヶ月でどのくらいになる?電気代を抑える方法 『5選』 」という記事があるのを見つけました。少しでも省エネになればと思い、ご紹介します。(https://financial-field.com/household/entry-215422)
エアコンにかかる電気代はいくら?
1kWhの単価は電力会社、契約プランによって異なるため、公益社団法人全国家庭電気製品公正取引協議会により示されている目安単価(31円)を使用します。 そして、今年6月時点での最新機種による計算とします。
冷房時の消費電力 毎日24時間つけっぱなしで【20畳用】Panasonic「エオリア」 1,880W 約41,760円/月
エアコンの電気代を抑える技5選
1.エアコンを入れる前に換気する起床後や帰宅後にはすぐエアコンをつけるのではなく、まずは窓を開けて換気しましょう。風が通り抜けやすい方向の窓を2か所以上開けて、さらに扇風機を使うなどすると、効率的に家の中の熱が外へ出ていきます。
2.風向きを「上」にする冷たい空気は上から下に流れます。エアコンの風向きを上にすることによって、効率的に部屋全体を冷やせます。身体に冷風が直接当たらないのもメリットといえるでしょう。
3.風量はオート設定にする風量はオート設定がおすすめです。部屋が冷えるまでは強風、冷えた後は弱風など、最も効率のよい冷やし方をしてくれます。「ずっと微風にしておく方が節電になる」と思うかもしれませんが、微風ではなかなか部屋が冷えないため、結果として余分な電力を使う可能性が高くなります。
4.室外機に日を当てない室外機は部屋の熱を外に排出する際に多くの電気を使用します。室外機に日光が当たるなどして熱を持ってしまうと、熱を捨てる効率が低下し、消費電力が上がってしまうのです。日よけパネルを乗せるなど、日が当たらない工夫をしましょう。
5.少しの外出なら消さないかえって節電になります。
3月下旬にEUの執行機関である欧州委員会は、2035年以降にガソリン車の販売を禁止するという方針を転換し、条件付きで認めることにしたというニュースが流れました。
欧州委員会は2021年7月に、乗用車や小型商用車の新車によるCO2排出量を2035年までにゼロにする規制案を発表しました。ハイブリッド車を含むガソリン車の販売を事実上禁止し、電気自動車や燃料電池車への移行を促す内容で、欧州議会も2022年10月にEU加盟国と合意しました。この合意により、ハイブリッド車を得意としている日本の自動車メーカーに激震が走ったことは、ご存じのとおりです。
しかし、自動車メーカーを多く抱えるドイツが今年2月、「e-Fuel」(イーフューエル)を使用する車両は認めるべきだと主張し、イタリアなど他の加盟国の一部も同調したのです。その結果、二酸化炭素と水素を合成して作る液体燃料e-Fuelのみを使用する車両は販売できるようにするということになったのです。日本でも2020年に「カーボンニュートラル宣言」が発表され、2021年1月の菅首相(当時)が施政方針演説で、「2035年までに新車販売で電動車100%を実現する」と具体的な時期に言及しています。
今後、世界中でガソリンエンジン車、ディーゼルエンジン車の販売が禁止となる方向に動いていくと思います。その際、e-Fuelがどのような役割を担っていきそうか、見守っていくことになります。少し前の話になりますが、昨年の11月に日本航空(JAL)が国内初となる運航時の二酸化炭素(CO2)排出量を実質ゼロにするフライトを実施しました。
これに先立って、国際民間航空機関(ICAO)が10月の総会で、国際航空分野で2050年までにCO2の排出を実質ゼロにする長期目標が採択されています。従来の「2020年以降、国際航空での温室効果ガスの総量を増加させない」という目標から、『排出削減』へと大きく方針を転換したのです。これくらい地球温暖化への危機感が募ってきているということです。
JALの「CO2排出実質ゼロフライト」では、省燃費を特徴とする最新鋭機、エアバスA350-900が使用されましたが、さすがにCO2を全く排出せずに飛ぶことはできません。そのため、まずCO2の大幅な削減が期待されている次世代燃料「SAF(持続可能な航空燃料)」(注)を約38%使用しました。そして、搭載する資機材も最小限にし、出発時には片方のエンジンのみで地上走行を行って燃料消費を抑制し、滑走路に入る前に2つのエンジンを起動するという運行方法の工夫もしたそうです。
当然、それでもCO2を100%削減することはできないので、CO2排出権(カーボンクレジット)を購入して排出分を相殺し、CO2排出量を実質ゼロにしたのです。CO2排出権の購入費用は、このフライトに搭乗した乗客が、片道325円(CO2換算で約112kgの削減)を負担しました。実際、乗客に話を聞いてみると、「飛行機にたくさん乗るからこそ、環境に優しいものを選んでいきたい」、「移動でCO2を排出したその部分だけでも減らしたい」といった声が聞かれたとのこと。
地球温暖化の抑止のために、各方面でいろいろな努力がなされています。しかし、そのコストはそれらのサービスを受ける私たちが負担することになります。参考:Aviation Wire
欧州連合(EU)の執行機関である欧州委員会が、ガソリン車の販売を2035年以降に禁止する方針を転換し、条件付きで認めることになったというニュースが、3月末に報道されました。その条件は、二酸化炭素と水素を合成して作る液体燃料「e-fuel」(イーフューエル)のみを使用する車両ということです。
イーフューエルは燃焼時に二酸化炭素を排出するが、工場などから出る二酸化炭素を原料として製造するため環境負荷が低く、脱炭素につながる燃料として期待されています。ただ、ガソリンより割高になるという課題も抱えています。
EUの決定が変更されたというニュースで、私たちが意識しなくてはならないのは、「ガソリン車の販売を禁止しなくてはならないほど、二酸化炭素の排出が環境に大きな影響を及ぼしている」ということです。
世界の平均気温は、1880年から2012年の間に0.85℃上昇したそうです。今後、地球温暖化の対策をきちんと実施しなければ、1986年~2005年と比べて、2081~2100年の世界平均気温が2.6~4.8℃上昇するとの見方も出ています。
EUのように大上段に構えるのではなく、私たち一人ひとりが気を付けていけば、二酸化炭素の排出量は減らしていくことができます。インターネットで検索すると、多くの情報が出てきますが、その中からいくつかを紹介します。
〇 家電製品の主電源を切り、待機電力の消費量を減らす。〇 ジャーの保温をやめる。(ご飯は電子レンジで温めなおす方が、電力消費量は少ない)
これら以外にも、やれば二酸化炭素の排出量を減らすことのできる行動がたくさんあります。一つでも二つでも実施してみてください。
参考:読売新聞オンライン